糖尿病患者がやってはいけないストレッチ
糖尿病患者に対して注意するべきこと
糖尿病患者の中で特に高血圧を合併している人がいます。この高血圧は糖尿病による高血糖からインスリン分泌過剰の中で細胞外液の浸透圧バランスが崩れたことによる血管抵抗上昇によるもの。そのため高血圧には日常生活の中でも注意しておくことがあります。
1.ストレスをためない
ストレスを感じることで交感神経が優位となり心拍数が増えたり、血管が収縮します。すると血圧までもが上昇します。例えば健常者のなかでも興奮したりすると動機を発症する人もいます。これは興奮による交感神経優位が原因ですね。
また、性格上ストレスがたまりやすいと血圧が高くなることもわかっています。競争心があったりせっかちな行動、完璧主義な方はストレスがたまりやすいといわれています。
2.入浴
入浴は血管が広がり、身体が温まることで血圧は下がる傾向にあります。しかし一方で気を付けるべきことがあります。長湯はしないこと、40℃くらいのぬるま湯につかることです。長湯によってのぼせてしまったりすることがないよう気をつけましょう。また高温のお湯では心臓血管に負担がかかりますのでご注意ください。
3.激しい無理な運動
激しい運動によって酸素を身体に多く取り入れれば、それだけで活性酸素という酸素毒が多く発生してしまいます。そしてこの酸素毒が細胞を傷つけることで老化と病気のリスクを高めます。特に中高年は抗酸化酸素の量が減っているため、無理をしてはいけません。
4.痛いくらに伸ばすストレッチ
ストレッチを痛いくらいに伸ばすとどういうデメリットがあるのでしょうか?
筋肉には、伸びたり縮んだりするときに2つの運動感覚器官が働きます。
一つは筋紡錘と呼ばれるもの。これは主に筋肉の長さと速度を感知します。もう一つはゴルジ腱器官と呼ばれるもので筋の張力を感知します。
筋肉が過剰なストレッチによって急激に引き伸ばされると、筋肉の感覚器官が察知して中枢神経に伝えます。中枢神経はすぐさま「収縮しろ」という指令を出します。こうして、急激に引き伸ばされた筋肉を収縮させる「防衛反応」がおきるわけです。これが伸張反射の流れです。
ストレッチは筋肉を伸ばすことが目的ですが反動をつけて行ったり、早く柔らかくしたくてつい痛いのを我慢して伸ばすと、危険という信号が運動感覚器官から脳に送られて逆に筋肉を縮め、硬くしてしまいます。
また人は痛みを我慢する際は歯を食いしばり、呼吸を止める傾向にあります。
呼吸を止めると血圧が上昇することがあり、高血圧の人には特に注意しなければなりません。ストレッチは気持ちがいい程度に緩やかに伸ばしていきましょう。