糖尿病の早期発見には?
糖尿病は早い段階で見つけ、血糖値をコントロールすると合併症を防ぐことができます。
そのためには健康診断は糖尿病を見つけるのに一番です。
健康診断前になると多くの方は焦って体調改善に努力をし始めますが、長い月日をかけて積み上げてきた食習慣と運動習慣では簡単に健康に戻ることは難しい。
高血圧やメタボリックシンドロームのような症状になる前に定期的なストレッチ等の軽い運動やヘルシーな食事を心がけることが大切です。
また献血でもわかることがあります。血液の中に含まれるグルゴアルブミンという物質の量でも測ることができます。そして糖尿病の一番怖い部分である合併症で見つかることもあります。
血糖値
血糖値とは血液内のグルコースの濃度です。通常空腹時血糖は空腹時血糖値はおおよそ80-100mg/dL程度であり高い血糖値が続いていれば、糖尿病と診断します。
具体的には、血液検査で判明する血糖値とヘモグロビンA1Cが基準値より高いかどうかで診断します。
糖尿病の多くは血糖値が急激に高くなるのではありません。段階を踏んで徐々に変わってきます。それが正常型、境界型、糖尿病型なのです。
はじめは正常範囲の血糖値だったのが、少し高くなり、徐々に糖尿病の範囲まで高くなってきます。検査の過程の中で糖尿病型が2回続くと診断されたりします。
糖尿病診断
次のうちどれか満たしたものは糖尿病と診断します。
「糖尿病型」が同日または別の日に2つ確認されると糖尿病の診断となります。見つかった方は早期に治療を開始しましょう。
糖尿病が早期でわかったきっかけ
糖尿病が早期で見つかった人も中にはいます。糖尿病は初期症状がほとんどなく、自覚しないことで知られています。そんな中でも身体の異変に気付いてすぐに病院に行ったことがきっかけで重症化しなかった人は沢山いらっしゃいます。
もしみなさんの中でもこのような症状が出る人は早めに病院で検査しましょう。
・ここ数日のどが渇く。
・清涼飲料水や甘いコーヒー、ジュースなどを沢山飲む
・何度もトイレに行く
・体重が急に減ってきた
どうでしょうか?皆さん思い当たるところはありませんか?
もし上記のような症状が思い当たる方がいたら一度検査を受けてみてもいいでしょう。
糖尿病を改善するにはまずは自分の生活習慣を見直してみください。すると無意識に食べているもの、飲んでいるもの、そして運動習慣のないことが分かると思います。人間の身体は日々の過ごし方で大きく変わります。