糖尿病の改善に役立つストレッチ方法

糖尿病を改善するためには適度な運動が必要。この適度な運動に最も有力なのがストレッチなのです。ストレッチは自宅で簡単に取り組めて継続しやすいもの。このブログは人生の最大のテーマである健康を発信し糖尿病に限らず一人でも多くの方が充実したライフスタイルを構築できるよう情報を発信します。

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糖尿病を改善するための運動療法はストレッチが効果的

糖尿病とは?

糖尿病と聞くと「甘い物ばかり食べた結果」「糖分を抑えた味気ない食事しか食べれなくなる」というような印象があるかもしれません。糖尿病は、発症すると完治するのが難しい病気です。治療には「運動療法」「食事療法」「薬物療法」があります。その中でも運動療法と食事療法は特に重要になります。薬物療法は根本的な治療には向きません。対象療法といい、原因療法ではありません。根本的に少しでも症状を良くするには日々の健康三大原則である、食事、運動、睡眠が大切になります。

糖尿病にはなぜなるの?

人間が生命活動する上で重要なエネルギー源としてブドウ糖があります。このブドウ糖がなくては生きていけないのですが、多すぎるとバランスを崩します。糖尿病はこの血液中に含まれるブドウ糖の量が多くなったことを言います。

ではなぜブドウ糖が多くなるのでしょうか? 健康な人は食事をすると血液中のブドウ糖が増えますが膵臓のランゲルハンス島B細胞から出る「インスリン」というホルモンがブドウ糖を吸収します、この働きによって血糖値は一定に保たれるようになります。しかし糖尿病の方にはこのインスリンの量が少なくなったりしてブドウ糖を体内に吸収することができなくなります。すると血糖値が高い状態が継続し様々な合併症を発症します。

糖尿病の種類

 
1型糖尿病
1型糖尿病は、膵臓のインスリンを出すβ細胞が壊されてしまう病気です。膵臓からインスリンがほとんど出なくなることが多く診断されたら、治療にインスリン製剤を使います。
世界的には糖尿病全体の約5%が1型糖尿病と言われています。2型糖尿病とは治療方法は大きく変わります。なぜ1型糖尿病でβ細胞が壊されるのはよく原因はわかっていません。 
2型糖尿病

2型糖尿病の多くは現代の食生活や運動不足によるもので発症します。つまり血糖値が正常より高くなる状態で引き起こされる病気です。初期の頃はあまり自覚症状はありませんが血糖値が高い状態を放置すると徐々に血管や神経に影響を及ぼし合併症を引き起こすことになります。高カロリー、高脂肪食がもたらす現代の食文化によりインスリンの分泌量が低下します。インスリンの量をしっかりとコントロールすることが大切と言えるでしょう。

 

高血糖は繰り返す

2型糖尿病においては食べすぎ、運動不足といった生活習慣などが原因となります。
いったん高血糖が起こるとすい臓は大量のブドウ糖により障害が引き起こされ「インスリンの分泌量」を低下させた状態になります。すると筋肉などの組織でインスリンが効きにくくなる「インスリン抵抗性」という状態を引き起こします。
高血糖が続くことが悪循環となり「糖毒性」といわれる状態、するとますます糖尿病が悪化していきます。
そして、気がつかない間に糖尿病が進行し、最終的にさまざまな合併症があらわれるようになります。
糖尿病の合併症を防ぐためにも、血糖値を下げる必要があります。

 

運動療法にはストレッチが効果的

運動療法の目的として「血糖値を下げる」「体重を減らす」「血液の循環が良くなる」など、たくさんありますが、最大の効果として「インスリンが効きやすい体になる」ことです。
2型糖尿病患者さんは肥満の方が多くインスリンに対して筋肉細胞や脂肪細胞の反応が鈍くなっています。また肥満な方が多いと運動に対する意識も低く、抵抗を感じる人が多いのも現実です。有酸素運動であるウォーキングや水泳、筋トレなど方法は様々です。そんな中でストレッチが有効的な理由として、外に出る必要もなければ天候も関係なく自宅でサクッとできることがなんといってもメリットではないでしょうか。運動に抵抗を感じる方がまずは筋肉を伸ばして自分のカラダを対話することから始めてみましょう。

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